【中国警察が導入した自律型球形パトロールロボットの全貌】

IT・サイエンス
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中国では、AI技術を活用した革新的な警備ロボットが登場し、注目を集めています。特に、球形の自律型パトロールロボット「RT-G」は、その独特な形状と高度な機能で話題となっています。

RT-Gとは?

RT-Gは、中国のロボティクス企業であるLogon Technologyが開発した自律型球形ロボットです。このロボットは、危険な環境での人間の代替や補助を目的として設計されており、陸上と水中の両方での操作が可能です。最高速度は時速35kmに達し、最大4トンの衝撃にも耐える堅牢性を備えています。

主な機能と特徴

  • AIによる犯罪検知: RT-Gは、AI搭載のカメラと顔認識ソフトウェアを備えており、周囲の異常や騒動を検知し、既知の犯罪者を特定することができます。
  • 自律追跡と拘束: 容疑者を発見すると、自律的に追跡し、内蔵のネットガンで拘束することが可能です。また、必要に応じて他のロボットや人間の警察官を呼び出す機能も持っています。
  • 多様な地形への適応: 水中や泥、荒地など、さまざまな地形での移動が可能であり、都市部だけでなく、自然環境でのパトロールにも対応しています。
  • 非致死性の装備: RT-Gは、ネットガンのほか、催涙ガススプレーや音波拡散装置などの非致死性の警備装備を搭載することができます。

実際の運用状況

2024年10月に初めて公開されたRT-Gは、当初はプロモーション目的の試作機と見られていました。しかし、12月には中国の都市部で人間の警察官と共にパトロールする姿が目撃されており、実際の治安維持活動に投入され始めていることが確認されています。

他国の警備ロボットの事例

中国以外の国々でも、警備ロボットの導入が進んでいます。例えば、アメリカのKnightscope社が開発した「K5」は、屋外用の自律走行型警備ロボットで、商業施設や空港などでの巡回に使用されています。また、日本のALSOKが開発した「REBORG-Z」は、屋内外での警備や施設案内を行う多機能ロボットとして注目されています。

まとめ

RT-Gの導入は、AIとロボティクス技術の進化が警備分野にもたらす革新の一例と言えます。しかし、その効果や社会への影響については、今後の運用状況や市民の反応を注視する必要があります。技術の進歩と安全性のバランスを考慮しながら、これらのロボットがどのように社会に適応していくのか、引き続き関心を持って見守りたいところです。

参考
https://www.the-sun.com/tech/13058237/china-spherical-robocops-criminals/?utm_source=chatgpt.com
https://www.thetimes.com/world/asia/article/spherical-police-robots-on-patrol-in-china-armed-with-tear-gas-nwt5gvjzc?utm_source=chatgpt.com&region=global
https://cincodias.elpais.com/smartlife/gadgets/2024-12-11/este-robot-esferico-que-lanza-redes-a-los-delincuentes-patrullara-las-calles-de-china-y-es-impresionante.html?utm_source=chatgpt.com

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