【世界的な傾向?】ショッピングモールに避難する高齢者がトラブルに?

話題
この記事は約3分で読めます。

夏の厳しい暑さから逃れるために、多くの人々がショッピングモールやフードコートに集まっています。彼らは「熱中症避難民」とも呼ばれ特に高齢者が多く、フードコートや休憩スペースを利用することで、他の利用者とのトラブルを発生させています。この記事では、こうした問題の背景とその影響について詳しく解説し、対策を考察します。

ショッピングモールでの熱中症避難民

近年、猛暑が続く夏に多くの高齢者が涼を求めてショッピングモールを訪れています。これには、エアコンが効いた快適な環境が無料で利用できることが大きな要因です。しかし、この避暑行動が引き起こす問題も少なくありません。特にフードコートでの席の占拠や、他の客とのトラブルが目立っています。

ショッピングモールの熱中症避難民の問題点

高齢者が長時間にわたり席を占有し、注文せずにフードコートを利用することで、正規の利用客が席を確保できない状況が頻発しています。これにより、食事を楽しむ家族連れや友人同士が困惑し、トラブルが発生することがあります。また、単に休憩スペースとして利用するだけでなく、無料の飲料を大量に消費することも見受けられます。

ある大型ショッピングモールでは、70代の男性が「暑さで死んだら責任を取れるのか」と怒鳴り、長時間席を占拠していたことが報告されています。また、混雑時に席を譲るようお願いした若い女性客に対し、逆に怒鳴り声を上げるなどのトラブルが発生しています。このような問題は、ショッピングモール全体に悪影響を及ぼしています。

ショッピングモール熱中症避難民は世界でも?

スペイン

スペインのセビリアやコルドバなどの都市では、猛暑時に高齢者がショッピングモールを避暑地として利用しています。これにより、特にフードコートや休憩スペースが混雑し、他の利用者とのトラブルが発生しています。セビリアでは、低所得者層が住む地域で停電が発生し、エアコンや扇風機を使用できない状況が問題となっています​。

アメリカ

アメリカのアリゾナ州では、マリコパ郡とユマ郡がクーリングセンター(ショッピングモールではなく役所が用意したもの)を設置し、高齢者や低所得者が猛暑を避けるために利用しています。しかし、これらの施設も混雑しがちで、他の利用者とのトラブルが発生することがあります。

中国

中国でも、高齢者が猛暑を避けるためにスーパーマーケットやショッピングモールを利用する事例が見られます。これにより、これらの施設が混雑し、他の買い物客とのトラブルが発生することが報告されています。公共施設としてのクーリングセンターの設置が進められていますが、まだ十分な対策が取られているとは言えません。

オーストリア、スロベニア、イタリア

これらの国々でも、ショッピングモールが避暑地として人気があります。特に高齢者が長時間滞在することで混雑が発生し、施設の運営に影響を及ぼすことがあります。これらの施設は、持続可能なエネルギー利用や社会的責任を果たす取り組みを進めていますが、利用者の増加に対応するための追加対策が求められています。

解決策の模索

こうした問題に対して、ショッピングモール側も対応策を模索しています。例えば、特定の時間帯に限り、フードコートの利用を制限する、もしくはクーリングシェルターとしてのエリアを設けることなどが考えられます。また、高齢者向けの専用エリアを設けることで、他の客との衝突を避けることも一つの方法です。

まとめ

猛暑の中、涼を求める高齢者のショッピングモール利用は避けられない現象です。しかし、これに伴うトラブルを防ぐためには、ショッピングモール側と利用者双方の協力が必要です。ちなみにヨーロッパでは高齢者(65歳以上)の熱中症による死亡者がかなりの数に上ります(例、2022年のイタリアは1万8千人)


スポンサーリンク
登録ユーザー数260万人突破!ポイ活なら《ワラウ》
リンク先にプロモーションを含みます

コメント

タイトルとURLをコピーしました