オーストラリアのワーキングホリデー(ワーホリ)制度は、多くの日本人にとって夢のような経験を提供するはずでした。しかし、近年、その現実は厳しいものとなっています。この記事では、オーストラリアでのワーホリ生活における求人難民の実態や、ホームレス化する日本人、そして「夜の世界」に踏み込む女性たちの実状について詳しく見ていきます。
ワーキングホリデーとは?
ワーキングホリデーは、若者が海外で働きながら文化交流をするための制度で、1980年にオーストラリアと日本の間で協定が結ばれました。現在、日本人にとって人気のワーホリ先であるオーストラリアでは、英語の習得や自然豊かな環境での生活が魅力です。しかし、労働市場の厳しさや高い生活費が課題となっています。
過去のワーキングホリデーの状況
コロナウイルスが流行する以前、オーストラリアのワーキングホリデー制度は多くの若者にとって人気の選択肢でした。観光業や農業での就労機会が豊富で、多くの参加者がこれらの分野での仕事を通じて生活費を賄い、異文化体験を楽しんでいました。しかし、コロナ禍により多くの制限が課され、旅行や就労が難しくなりました。政府は一時的なビザの条件緩和を行い、観光・ホスピタリティ分野での就労を奨励する措置を取ったものの、全体的な求人数の減少と厳しい競争が続いています。
なぜ難民化しているのか
ワーキングホリデービザを取得した多くの日本人がオーストラリアに渡航するも、現地での求人競争は激化しており、一つの求人に対して50人以上が応募することもあります。これは、特に都市部において顕著で、生活費が高騰している中、収入を得る手段を見つけるのが困難になっているためです。コロナ禍による経済的な打撃も影響しており、多くの企業が採用を控えたり、縮小したりしています。
なぜ他のアジアに採用負けしているのか
オーストラリアの労働市場で日本人が他のアジア諸国に採用で劣る理由の一つは、英語力の差です。多くの日本人は英語を母国語としないため、コミュニケーション能力が求められる職場では不利になることがあります。また、オーストラリアはフィリピンやインドなど、英語が公用語である国々からの労働者を優先的に採用する傾向があります。さらに、これらの国々は低賃金で長時間労働が可能な労働者を提供できるため、雇用主にとってはコスト効果が高いとされています。
また、日本人が中国や韓国の労働者に対しても採用で劣る理由は、労働市場の競争力の違いにあります。中国や韓国の労働者は、一般的に柔軟な労働態度を持っており、これが雇用主にとって大きな魅力となります。さらに、これらの国々では英語教育が盛んであり、多くの若者が実践的な英語力を持っています。そのため、日本人労働者がこれらの国々の労働者と比較して劣ると感じられることがあります。
ホームレス化する日本人
仕事が見つからないことにより、住居を失う日本人も増加しています。高額な家賃を支払えず、やむを得ずホームレス状態になるケースが多発。公園や図書館などで寝泊まりする若者も少なくありません。現地の日本人コミュニティや慈善団体が支援を行っていますが、根本的な解決には至っていないのが現状です。
夜の世界に踏み込む女性たち
特に女性の中には、生活費を稼ぐために「夜の世界」に足を踏み入れる者もいます。ナイトクラブやバーでの仕事は比較的収入が高いため、一時的な解決策として選ばれることが多いですが、精神的・肉体的な負担も大きく、リスクが伴います。
まとめ
オーストラリアでのワーホリは、理想と現実のギャップが大きい現状です。日本からの若者たちが夢を追い求めて渡豪する一方で、厳しい現実に直面しています。この記事を通じて、これからワーホリを考えている方々が現実を知り、準備を万全にする一助となれば幸いです。ぜひ、皆さんの経験や感想もお聞かせください。
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